2018年4月7日土曜日

春です

ミセス4月号


stylingは金子さん

今日5月号が発売になりますが、初めてミセスのお仕事をした時のstylingは金子さんでした。1カット1カット終わるごとに
「ありがとう」と言って下さる事に、私の方がこんなに素敵な服をたくさん着せて下さってありがとうございますという気持ちでいっぱいでした。


makeupはFusakoさん
去年の暮れくらいから広告や雑誌でFusakoさんとご一緒する事が増えたのですが、私はFusakoさんのナチュラルの抜きのメイクが絶妙で素晴らしいなといつも鏡越しで拝見しています。


写真はMatsumotoさんです

フォトグラファーの松本さんとは初めてお会いしたのは2、3年前だったのですが、色んなところで、松本さんが撮って下さった写真が好きだと言って下さることが多くて、今回のミセスの写真でも色んな方から素敵な新しい意見を頂きました。
フィルムで撮影なさるのでいつも出るまでのドキドキとこんな風に撮ってらしたんだと大きなサプライズを下さいます。

最近、たくさん素敵なお洋服に出会うことが増えて、より一層魅せ方の難しさを感じたり、どんなことでこのお洋服をデザイナーさんが作ったかということや色々なラインを見ていて、お洋服を眺めていると感じられる事も前よりまた増えたような気がします。





2018年4月4日水曜日

舞台のこと

舞台のことについて昨日話す事があって、色んな事を思い出しました。

「何で舞台をやっているのか」と聞かれる事が多いのですが、
私、モデルになった時にモデルになったのだから絶対夢は海外のコレクションに出る事と決めて、20代の前半はどうやったらそこに行けるかという事をずっと研究していました。実際自分の力で海外に行ってイギリスでもまさかこんな事務所に入れると思わなかったのですがselect という当時私が物凄く憧れていたスーパーモデルのstella tennantさんと同じ事務所に運良く入る事が出来ました。入れた事はとても大きな喜びだったのですが、戦いはそこからで、想像を絶するほどの体験が待っていました。海外は日本と違って本当にシビアですから、コレクションでフィックスされていても直前で外される事はよくあって、撮影も途中で帰される事とかはよくあります。
あまり文章で伝えすぎないようにしますが、とにかくやり場の無い涙をたくさん流し、
とにかく孤独との戦いでした。20代後半をイギリスとの行ったり来たりを繰り返しているうちに、もう気力も体力もなくなってしまって、むこうに戻りたくないという気持ちが強く出て来てしまって、30歳を迎える前に、またここで古本屋のおじちゃんが出てくるのですが、「28歳くらいでやろうと思った事は30代に持って行けること」と言ってくれていたのを思い出して、今自分のほとんど頭の中の考えごとのベースがイギリスだったので、一度それをやめたくて、日本の事務所の社長に話をしに行きました。椅子で座って社長を待っていたら、「こんなオーディションあるけど受けたいなら自分で履歴書送んな」と一枚の紙を渡されました。

それが舞台のオーディションだったんです。何だか分からないけれど、私は今自分の次も何も無くて、でも目の前に現れたこの1枚の紙が、なんだかここに行かないと私のこの先はないんじゃないかとそのとき思って、すぐに履歴書を買いに行って、忘れもしないのですが、その日は雨が降っていて、何時間もかかって渋谷のカフェで履歴書を書き上げたのを覚えています。

それが2、3年前のことです。私は初めて舞台でダンスも経験し、8カウントを初めて知って、今まで孤独だったことが、たくさんの人達で言葉を繋いで2時間の舞台を作り上げていく。そしてそのとき忘れもしない旅立ちのシーンで「おはようって言ってくれる仲間がいた、いただきますって一緒に食べてくれる仲間が居た・・・」って、本当にシンプルなことなんですけど、毎日「おはよう」「いただきます」って一緒に誰かと過ごす事、こんな幸せな時間はないってその時、切に思いました。

そんなことで私は、自力でできる範囲には限界があって、誰かがいることで出来る事、皆のそれぞれの力を合わせれば出来る事がたくさんあるって、舞台から教えて貰いました。自分の今まで凝り固まっていた概念をいつもこの場所に来て心新しくすることで、またモデルに戻った時に、明らかに表情だったり色んな事への変化が自分で感じられたんです。だから1年に1度自分にとって挑戦の場をつくって、自分の中に色んなものを取り込んで行く。コレクションに行く事も舞台に出る事も自分の人生にとって挑戦ということに変わりがないからです。


2018年4月1日日曜日

毎日の


東京のファッションウィークが終わって

久しぶりに皆と一同に会えるこの時間がとても楽しかったです。

今回はバックステージで色々な皆の姿を写真に収めました。仕事をしている時は皆シャキッとしているのですが、笑うと皆凄く可愛くて

いつもお馴染み関水結花の背中。
ショーですれ違う時の迫力が凄い
あなたの背中をRED BONEの「come and get your love」を聞きながら見ています。

たまに半透明かなと思うくらい透明感が半端無い
Hesuiちゃんの毛揃い事情

お弁当をも似合わせてしまう
スーパーモデルのりなちゃん

追いはぎにあった僕のand wander鹿Tシャツ


リュックを背負ったままヘアメイクをしているリリアン。

相当大事なものが入っているか、このまま帰るか。

偉大なる先輩達の背中

今回で12シーズン目になるんだなと気が付けばよくここまで長く続けたというか、本当色んな方が色んなものを引き出して下さって、現在も尚こうやっていられるんだなって思いました。
The Dallas 2018AW

だいぶお姉さんになってきたので、ショーでも自分の役割が変わって、そして自分は自分で大人の魅せ方を新たに研究しているところです。最近撮影でも「なんか大人になった」と言われる事が増えて、「大人てなんや」と思っています。


新年度になって、最近また新しく挑戦している事があります。いつ言おうかと思いつつも、また舞台に出ることになりました。今はその演目に向けて3月から昼夜猛特訓しています。舞台、次で4回目になるので、いつもビビって告知をちゃんとできていなかったんですけど、この前の舞台で本当にたくさんの方が観に来て下さって、帰って行かれるその皆さんの顔が忘れられなくて、私の方が皆さんから勇気や次の公演への活力を頂いて、稽古場だけじゃ分からなかったことが見て下さった方々の言葉によって、初めて知る事が多かったんです。色んな事は怖いけど、見てもらって色々言って貰ってなんぼだと、お洋服のコレクションを見ていても毎シーズンデザイナーさんが自分のコレクションを発表して、自分の中のものを世の中に打ち出している姿を逞しく、尊敬をしていて、私も今回こそは告知しようと思いました。

詳しいことはまたこちらのブログにて、今はまだ頑張りますしか言えなくて、出来ない事しかないので落ち込む事ばかりなのですが、毎日をとにかく今は一生懸命過ごしています。


2018年3月15日木曜日

生きるよろこび

昨日急に思い立って熊谷守一さんの絵を観に行きました。


大変失礼ながら熊谷さんのことを存じ上げていなかったのですが、この一枚の絵を見てからずっと気になっていました。

「熊谷守一 生きるよろこび」

観て行くうちにどんどん湧き出る心の中のどこか、優しい気持ちが反応して泣けてきそうになりました。「私、生きるよろこびってこういうことだと思う」って思いました。

植物や動物の絵、熊谷さんの心でそれらを見ている、それだけじゃなくて、女性を美しく描いているその心も感じられて

5月に「モリのいる場所」という熊谷さんの晩年の夏の一日を描いた、映画が公開されるそうです。その公開にあたってミセス4月号に写真家の藤森武さんの熊谷さんとのお付き合いの中で感じられたお言葉があって、
「大自然に対する敬意」という言葉が使われているのですが、頭が下がる思いでした。

昨日は自分が生まれ育った奈良の小学校までの通学路を思い出しながら、この季節のにおいと風を長いこと感じていました。

2018年3月13日火曜日

JUN MIKAMI の純さん

先週JUN MIKAMIの2018-2019AWの撮影をしてきました。

毎シーズン毎シーズン、チームの皆さんの熱の籠った現場がとても素晴らしいです。撮影は半年に一回だけれど皆それぞれに半年間別の所で色んなものを吸収して、また集まって、ディスカッションをしながら服の美しい所を見つけていく作業をしました。
最近また服に対する見方が変わって、それは現場現場で皆さんにたくさんの技術を教えて頂くからなのですが、お仕事の一つの醍醐味はデザイナーさんに直接お会いできるということです。「この方が作っている」ということ、その方の考えや想いを間近で感じられたり聞く事ができます。その方のお洋服を纏ってみると、デザイナーさんのメッセージが色々隠されていたり、着る人のことを物凄く考えて作られているという懐に気が付きます。


このブログによく登場する「純さん」とはJUNMIKAMIさんのことなのですが、初めてJUNさんのニットを着て撮影をしたのは6〜7年前でした。

2012年



2013年


2014年


2015年


2016AW
今までイメージカットだけの撮影だったのがこの日を境に
ルックの撮影になりました。


2017SS


2017AW
このシーズンからスタイリングにDemiちゃんが入っています。

2018SS


長年の試行錯誤とトライを続けて色んな方々が知って下さるようになって、私は純さんの色々なセンスを尊敬しています。公私ともに教えて頂く事ばかりです。私もこの6〜7年間は色々思い悩む事もあって、その度に「こういうのはどう?」といつも教えて下さったり、お腹がすいている時は、「美味しい担々麺ができたの。紘未ちゃんに食べてもらいたくって」と、本当にさりげない色々な優しさを私は純さんから頂きました。
こういうお仕事をしているもので、お洋服を通して世の中の女性に「youは美しい」ともっと知って欲しいというか、美しく見えるところを美しく見えるようにさりげない優しさがお洋服にはいつも隠されています。
純さんは私にお洒落を楽しむ事やお洒落のトライを教えてくれた方の一人です。

2018-2019AWの撮影を終えて、今の気持ちとしては、「JUNMIKAMIファンを驚かせたい」という気持ちです笑
いつも撮影が終わったらとっても長い文書を純さんから頂くのですが、私の方が本当にいつも感謝の気持ちでいっぱいで、皆とお洋服の事を考えながら一日中撮影をしている時間は私にとっては最高の時間です。

2018年3月6日火曜日

手みやげ

クロワッサン No 968



ph 中川さん
styling 木俣さん
H&M 林さん


クロワッサンを読んでいて
「手みやげをひとつ」というページの「中津菓子 かねい」さんのくるみ最中
贈った相手からの再リクエストが絶えない、上品な銘菓だそうな。



昔、ある舞台を観に行った時、楽屋の方へ一言ご挨拶に伺って、出演されていた女優の方から小さなお手製の布袋に入った美味しいクッキーを頂いた事があります。あまりの気さくさとオーラに圧倒されながら熱い気持ちでそのクッキーを持ち帰り、毎日一枚ずつ大切に食べました。
その時「いつか舞台、ご一緒しましょうね」と言って下さって、その時の気持ちは一生忘れないと今でも目に見える所に頂いたその方のお手製の布袋を飾っています。
私も舞台に出た時には観に来て下さった方に何か、といつも手土産を探しています。ここ最近は、人形町にある寿堂さんの黄金芋を持って帰って頂くのですが、色んな手土産を知っておくのは大事だなと思って見ていました。


クロワッサンのファッションページに携わるようになってからクロワッサンを読むようになりました。クロワッサンの中に暮らしの多種多様ののコンテンツがあって、日常生活の延長でとても勉強になることがたくさんあります。

2018年3月2日金曜日

1番右折

遂に車の免許を取得しました。

昨年GQの撮影で初めて車と一緒に撮影をしたのですが、その時に携わっている方々が人生をとても楽しんでいるように見えて、「イケてる大人達の嗜み」を見たような気がして私も免許を取ろうと思いました。

自動車学校所内のコースは、8番とか13番のS字カーブとか色々番号が振り分けられていて、第一段階の試験の時に、ビックリするくらいの遅いスピードで走っていたら隣に座って下さっている教官の方に
「そのカーブを曲がったら元気よく行きましょう。一番右折で」
と言われたので元気よく
「一番右折!」と車内に響き渡る声で言ったら、シーンと静まり返った車内の静寂さに耐えられなくなって無事にアクセルを踏みました。

第二段階に進み、今まで所内という網の中にいたのにサクッと大海原に放り込まれた感じで路上に出ました。
そしていつの間にやら運転が出来るようになって、卒業検定でのコースが覚えられないので、そのコースをチャリンコで走り、色々と地図に書き込みました。卒業検定を迎える頃にはどのコースの何を書いてあるか分からないくらいの地図になっていましたが、卒検で初めて起きることもありながら無事に卒業ができました。

免許を取得した昨日と一昨日で自分の中のマインドは何も変わっていないのですが、急に車を運転出来るという称号を頂いたような感覚でまだ実感はないです。