2014年8月20日水曜日

夏期講習

 
この度も日本に帰ってきて日本の夏というものを体いっぱいに感じようと
また東京の街を歩いて歩いて歩き回っています。
それにしても今日はこの数日間で一番暑かったです。
 
早速36枚撮りのフィルムカメラを現像に出して
何にシャッターを切ったのか一枚一枚後ろに送って行くと
少しでも日本に帰ってきてよかったと本当にそう思いました。
 
行ったり来たりする度、課題をその度に持ち帰って、色んなことを確かめながら過ごしていると日本でもイギリスでも街で偶然に会う人や目の前に立っている人達との新しい会話と世界が始まって、それを見ていると少しは自分の中の考えている事柄が変わったのかなと、なんとかやっています。
 
いつもファッションウィークでしか訪れていなかったイギリスの街も
この時期に改めて見てみると何だかジャクソンポロックの絵画を見ているようでした。
何から始めればいいのか、でも誰か一人に会って、少し話をすれば、数少ないワードを頭の中に入れて、また歩き出すと、また一人誰かに出会って、翌週にはそのことが起こっていたり、その人物に会ったり、こればっかりは自動的にやってきてくれる明日に自分も少しは携わっても良いのだと思うことが出来ました。
 
毎日色んなところに営業に行って、色んな人に会って、少しずつ少しずつ英語を話す自分が居て、前よりかはその場に長く滞在できるようになりました。いつぞやのブログにも書いていましたが、撮影に対してもっと楽しんで、レンズを通してフォトグラファーと本気で対話すること、
今回何が嬉しかったかというと、ブッカーと3人でランチに行って、家族の話や日常の話、仕事以外の他愛も無い会話を一緒にしたことが本当に嬉しかったです。
 
今は日本で久しぶりに受験生に戻った気分で、涼しい図書館で英語の書物を積み上げています。他にもまた色んなミッションを日本で与えて貰ったのでそれをまた向こうに持ち帰って、とりあえず出来ることから始めて、大事なことを飛ばさないようにこれらが人生の財産になるようにやってみようと思います。
 
 
 
よく言ってくれました。3か月前の私ならきっと言えていないと思います。
 
 
 
 


2014年8月18日月曜日

ニッポンノナツ

 
少しだけ日本に帰ってきています。
 
帰ってきて早々に電車に乗っていると、やっぱり日本人は元々の持っている根本が優しいのかなと何というのでしょうか、特に何かを喋っているのを見たとかでは無くて、あの箱の中に静かに座っているとそのような雰囲気を感じて、内容を理解せずに話声だけを聞くと音やリズムやテンポ、日本に行ったことのある外国の方が日本人の話し方はとてもプリティと言っていたのが少し分るような気がしました。とても優しいみたいです。
 
電車に乗ると車両の中の人々の様子やシートの固さや質、電車の中で何を禁じているのかその国の人の気質のようなものが少し分かるような気がしてとても面白いです。
 
イギリスはこの季節もなかなかの寒さで今日本に帰ってきて初めて日本の夏は素晴らしいと感じることが出来ました。
イギリスに10年住んでいる日本の方に聞いてみるとイギリスの夏が1週間で終わってしまった年もあれば、後から思い返せばあれが夏だったということがあったと言っていたので
こんなに均等に四季があって、そしてちゃんとそれぞれの季節が教えてくれることや、人々が楽しむ醍醐味を知っていることが本当に素晴らしいなと思いました。
 
今は今までにやったことが無いことをやってみようと日本の夏を毎日とても楽しみに過ごしています。首から36枚撮りのフィルムカメラをぶら下げて、日本の夏を撮るという題目で連日シャッターを切っていたら昨日最後の一枚を撮り終えました。最後の一枚はずっと押し惜しみをしていたのですが最高の一枚が撮れたように思います。シャッターを切り終えた瞬間はエルガーの威風堂々が頭に流れるほど、夏の青空に充足の二文字でした。
 
まだ少しイギリスに居た時の記憶が浦島太郎のような状態なので随時色んな事と照らし合わせながら言葉が出てきた時にまたここに登場したいと思います。
 
 
日本の夏は素晴らしいです。