2017年4月29日土曜日

おしり筋肉痛

下北沢の劇場、ザ・スズナリで大人の麦茶第23杯目公演を観て来ました。

この絵の通りの舞台でした。見終わった後に心が浄化されました。先々週、舞台が終わってから一番最初の観劇で、気付いたこともあって、勿論色んなことを観る範囲も深くなったのですが何よりびっくりしたのは本がよく聞こえるようになったこと。
ちゃんと一語一句聞いてる自分の耳に驚きました。多分なのですが、人が話をしている時にたまに違うことを考えてしまったり、一つのワードから想像が膨らみすぎたり、半ば半分くらいしか聞いてないことが多分人生で多くて、「えっと、聞いてる?」とよく言われていました。はい、今聞いてます。聞こえてます。人生修正されました。

あとそのためにも一つ言葉ははっきり言わないといけないな、伝えないといけないなと、やることがたくさんあるなと思えた人生修正の日曜日でした。


2017年4月26日水曜日

星空

僕たちのレジェンドと評して以前もブログに登場してくれたのですが、そのレジェンドが爆発的なハッピーな感じで帰ってきました。

Dolce&Gabbana 来日ショー at backstage

先日彼女がお家で引っ越しパーティを開催してそこに少しの間ですが行って来ました。世界で色々なものを見ているのと経験していることから、本当に多種多様の面白い方々がいらっしゃっていて、ご飯を作る人も来て下さって、それがまた本当に美味しくて、なっちゃん自体もニューヨークでかなりの高速スペシャル多国籍料理な感じのものを食べさせてくれて、本当に上手です。私の友人の中で、本当この人の生き方は凄いなと思う人の一人で、またその彼女が呼んだ方々も同じくして凄いなと思う方々ばかりでした。

その中でも星空の話をすることがあって、色んなことに無関心だった幼少期唯一ひたすらに眺めていた天体の本と夏休みの自由研究で画用紙に星空をずっと描いたこと、しし座流星群がやってくるという日に夜中に目覚ましをかけて家の屋根に登って(良い子は真似しないでね)毛布にくるまって流星群を待ったり、そんな時があったなぁと。でも実は生きて来て一番星が美しいって、気付いたら首が痛くなる程何メートルも空を見上げながら歩いたのはなっちゃんと行ったマサチューセッツの星空でした。
こんなに美しかったんだっていくつもいくつも流れ星を見ました。少しだけ大変な旅だったということもあって、より一層迎えてくれた星空に感謝をしました。

本当に美しい星空がまだまだあるということを教えて貰って、
なっちゃんはきっと本当に色んな地球の美しい光景をいくつも見ていて、世界中の本当にナイスな人達を知っているんだと、改めてなっちゃんという人が私の人生に居てくれたことに感謝です。

朝焼け(Naverまとめより)

2017年4月25日火曜日

黒ぶちメガネ

結構な頻度で会う友人が居て、彼女に会うと必ず素敵な女性に私もなるぞという気分が2、3日くらい続くのですが、お昼にARTS&SCIENCEのカフェに行きました。以前この彼女とこのお店の前を歩いていたら本当に素敵な素敵な方が窓際に一人でシャンパン片手に座っていらっしゃるのを観て3度見どころじゃないくらい見てしまって、その女性というのが黒ぶちのメガネをして、紅めの口紅をしていらっしゃったのですが、もうこの感動を忘れちゃ行けないという題目ですぐ黒ぶちの眼鏡を買いに行きました。滅多にお買い物をしないのですが、この衝動大事と思い、眼鏡に詳しい友人にいくつかのお店を教えてもらって、結局oliver peopleを買うことにしました。それも多分1年半くらい前のお話なのですが、ARTS&SCIENCEに行くと色々感動する出来事が多くて、昨年末かいつかにジュエリーの展覧会に彼女に連れて行ってもらって、その時イギリスからデザイナーさんが来日していて、ソニアさんもいらっしゃって、本当に色々詳しく教えて頂いて触れさせて頂いて、またデザイナーさんが素朴で素晴らしいこと。いつかこのジュエリーが似合うような女性になったら買うのだと、いつになるか分かりませんがそう思いました。ファッションの業界に居ながらも、どことなくモデルというポジションでどこか自分を切り離して考えてしまうところがあって、でも何だか最近はお芝居をするようになって、少し自分の方に目を向けるようになって、今まではモデルという自分を通して写真を見て物凄く客観的に見ていたり、お洋服やらシチュエーションやら色んなことを先行してみていたのですが、少しお芝居をすることによって自分を見るようになったからなのか、モノの見方も少し変わって、写る自分も少し変わって、戸惑う時もあるのですが、それだけそのときを生きて何を感じていたかというのが、自分の中が変わっているのが私の中では凄く分かって、その写真を成立しているとみなしてくれているチームの皆さんとお洋服にも感謝して
だから私にとってはとても大切な写真ばかりです。息継ぎ。


2017年4月21日金曜日

小旅行


1ヶ月半くらいずっと舞台のお稽古をしていると、前回もそうだったのですが、一ヶ月半前に自分が何をして生活していたかの記憶がなくて、漸く1週間が過ぎて戻ってきました。

海外に行っていた時もそうだったのですが、少しの時間を物凄くトリップしている気になって、舞台はそれに少し似ているなと思いました。それより前の記憶が薄れて色んなものを経験して携えた新しい自分が今何をやりたくて次に何を目標にするのか、それは一回出すものを思いっきり出すと一つ箱が空っぽになって、在る意味自分の中をまた観ることになるのですが、そこからまた再構築させていくというか、その時はその時でうーーんと思うのですが、こういう時にしか考えないことやしないことに忠実に過ごしていれば答えがシンプルに出るのでその時を待つという感じの一週間でした。その間、ニューヨークから友人が帰ってきて、あまりしたことが無いのですが彼女の恋愛観を聞いていると、物凄くそれが可愛くて素敵で、ミャンマーの友人も日本に訪れていたのですが、彼女の恋愛観も聞いてみました。色んな人生があるなと思い、いつも何方かと言えば話を聞いている側なので、会話というものをちゃんとしてみようと、これからはもう少し色んなところにも行って、色んな人と話せるように頑張るのだ。

そして最近なぜか少し声変わりしました。


yantor 2017AW

2017年4月19日水曜日

プランクトン

昨日友人と肉を食べに行こうという話をしていて、厳密に言うと物凄く前から言っているのですが一向にスケジュールが合わなくて、こうこうこうで、肉プラン!という提案をしたら携帯が予測変換してくれて、肉プランクトン!になりました。

物凄いスピードで「プランクトンてなによ」と返ってきたので説明をしたら


こういう勢いで肉を食べたいということかと思ったと。

なぜクジラを検索ワードに入れたのかと伺いを立てるとプランクトンを食べると言えばクジラでしょうよと当然のことのように返ってきて、背面でクジラはプランクトンを食べるのかと尋ねたら、背面じゃなくて畝と呼ばれる部分を膨らませてるのね
続けて


小学生のときクジラにハマってたのよね。と

極めてシンプルに、可愛い、この絵も。と打ちたいのに可愛いこの「えもいわれぬ」「エモーション」が予測変換されたので、可愛いこのえもいわれぬエモーションと送りました。


そして時間が開いて夜に社交性についての話をして、クジラの話だけじゃやっぱり大人の社交場では難しいみたいです。


2017年4月17日月曜日

キューピー

石の上にも3年、ゲーテは物事は5年、関根勤さんが笑っていいともに慣れるのに8年
私も東京に来て8年が経ちました。8年が経ってまた新しい世界が目の前に広がった気がして、心のこもった手仕事を間近で見るようになって、まだまだ知らないことも素敵な世界も素敵な人達も美味しいご飯もいっぱいあるのだと、
この度は30秒という決まった中に何を伝えられるか、1秒1秒の大切さを知ることになりました。
お久しぶりの友人からの便りや、見てすぐに買いに走ってくれた友人、そんなメッセージが本当に嬉しかったです。食事から始まる素敵な時間が今の私にはとても勉強になることばかりです。


2017年4月14日金曜日

DOLCE & GABBANA Alta Moda and Alta Sartoria Fashion show in Tokyo National Museum



舞台が終わって千秋楽の日は劇場のばらしとお掃除とそして打ち上げがありました。今回一人一人の役者さんと色々と話す機会があったので、とてもそれぞれのお話が聞けて嬉しかったのと、なんとなく一人の人としてお話が出来てそれが凄く嬉しかったです。次の日は何も無かったのでこんな貴重な時間も一年でそんなにないだろうと朝までお話をしていました。そして朝方に家に着き、とにかくこの一ヶ月半を新しくまた始めるために目覚ましもかけずに、携帯も機内モードにして眠りにつこうと思っていたら、あまりの眠さに機内モードにするのを忘れてしまって、物凄く携帯が鳴っているなという時間がやってきました。

何かしらと画面を見るとFRIDAYと事務所の名前程着信履歴が列をなす恐ろしさったらないのですが、急遽ショーのフィッティングにいくことになりました。

何だか昨日まで舞台の演目で綱引きをやっていたので
一気に煌びやかなパンチのある世界にやってきたなと思い、なんかファッションってやっぱり凄いなと思いました。

そして昨日がそのショーでした。
DOLCE & GABBANA  
Alta Moda and Alta Sartoria, Tokyo National Museum


100名の日本人モデルをキャスティングしていて、一同に皆に久しぶりに会えてとっても嬉しかったです。


スーパーモデル達 at backstage

DOLCE & GABBANAの皆様、日本に素敵な世界と夢をありがとうございました。

2017年4月13日木曜日

たまべん



無事に舞台「たまべん」の千秋楽を迎えることができました。前回よりもなるほどと思うことがとても増えて、稽古場では先輩方の芝居を学び、劇場ではお客様から学ぶことがたくさんありました。
「素晴らしい作品に出会いましたね」という言葉をたくさんの方から頂いて、脚本演出の羽原さん、素晴らしい役者の皆様、スタッフの皆様にお客様に感謝してもしても足りないです。約一ヶ月半を終えて自分の日常って何だったかなと今少し戸惑いもあるのですが反面、色んなことへの迷いが消えました。これからももっともっと挑戦して勉強もして、失敗もたくさんして一生懸命重ねていきたいと思います。

最後まで言えなかったのですが、私オーディションの時に「好きな映画は何ですか」という質問に、考えても考えても出て来なかったのですが、オーディション前に観た羽原さんが描いた映画「フラガール」は本当に素晴らしかったです。人々の移り行く感情の描写が強く美しく、3度涙しました。
この芝居の前に「長くやり続けられる強い芝居にしたい」と仰っていて、その勝負の仕方にただただそこに居られたことに、心から感謝しています。羽原さん、昭和芸能舎の皆様、咲姉さん、プリティあやかちゃん、イケてる高橋くん、本当に素敵な日々をありがとうございました。


全ての人に捧ぐ応援歌 舞台「たまべん」赤坂レッドシアター


2017年4月7日金曜日

塩屋監督へ

お元気でしょうかと聞くのも変なのですがたくさん笑っていらっしゃいますか。
無事に4公演が終わりました。私は2013年にこのブログを始めているのですが東京に来た8年前からブログを続けていました。でも一度何もかも辞めたくなるようなこともあって、しばらく辞めて、また2013年から始めています。最初の記事の2つ目になるのですが「監督」という文字が出てくるのですが、ずっと言えずに今日になってしまいました。
当時のことは詳しくは説明しませんが、お芝居というものがあると私に与えてくれた一番最初の人は塩屋監督でした。塩屋監督が脚本演出を担当する舞台のオーディションによく分からず行ったことが監督との出会いで、そこから半年くらい監督のスクールで学んでいました。そのとき東京に来て4年くらい経っていたのですが、モデルの仕事もそんなに無くて、何だか目の前には新しい世界が広がったと思ってがむしゃらに学びに行っていた矢先に監督の突然の訃報を新宿の伊勢丹の前辺りで電話で聞いて、その場で一目も憚らず泣きじゃくったのを覚えています。出会うことが出来ないようなとても素晴らしい方で私に夢を与えて下さった大きな存在だったので、そのとき自分にはもう頑張れることは何も無いと、奈良に帰ることを決心しました。監督が亡くなって2週間後ちょうど御縁あって、yoshiki hishinumaさんのクチュールのコレクションでパリに行くことになっていたので、それを最後に奈良に帰りたいと社長に鰻屋さんで話をして、イギリスにはユーロスターで行けるみたいだし、行ったことも無いイギリスにでも1週間行ってみようとフラッと行ってみました。あまりにもフラッと行き過ぎたのとまだ悲しみから立ち直っていなかったのもあって、bond street辺りのベンチにずっと座ったまま、何しにイギリスに来たんだろうと思いながら、フッと塩屋監督の言葉を思い出し、これじゃいかんと、イギリスのエージェントに扉を叩きに向かいました。オープンコールというモデルがアポイントなしに立ち寄っても良い時間帯というものがあるのですがそれが16時までで、そのとき時間が15時50分だったのでそこから一番近い事務所に走って行った所、道に迷ってスーパーマーケットに間違って入った所を行こうと思っていた事務所のヘッドブッカーに声をかけられました。
色々な質問を受けながら、英語も話せなかったけど信じて決意してことを進めて事務所に入ってみると、当時モデルとして大好きだったstella tennantさんの大きな写真が事務所に入ると飾ってあって、映画の中の世界みたいなことが起きました。

すぐに日本の社長に電話して、奈良に帰るのを撤回して、本当に本当に不思議なことが起こって、塩屋監督の奥様にお会いしたことがあったので、日本に帰ってから奥様にお手紙を書きました。
そこから3年が経って、またお芝居をやる時が巡って来るとは思わず、塩屋監督の奥様も観に来て下さいます。監督のお兄様である塩屋孔章さんも観にいらして下さって、「素晴らしい作品に出会いましたね」という言葉を頂いて、何だか私にはまだお芝居ではよく分かっていないことが多いのですが、これからも一生懸命勉強して、私に夢や色んなことを与えて下さった方々に恩返しができるように一生懸命一生懸命頑張らないとって改めて思いました。それは及川さんからも教わったことです。

この舞台のオーディションの日にちょうどテレビで鈴木亮平さんの恩師として塩屋監督の映像がテレビに映って思わず涙を流してしまったのですが、それがまた必ずやってみせるという気持ちに変わりました。こんな日が自分の人生に待ってると思わなかったです。


2017年4月6日木曜日

初日


4日に無事初日を迎えることができました。緊張していたのかしていなかったのかよく分からなかったのですが、毎公演御客様の空気が違って、稽古場では先輩方のお芝居や脚本演出の羽原さんの指導から物凄く学ぶことがたくさんあって、本番では御客様から学ぶことばかりです。

終演後も来て下さった方々とお話しさせて頂いて、本当にたくさんの意見や感想やダメ出しも頂けて、また御客様の表情からも明日も一生懸命頑張ろうという気持ちになれます。

今日が夜の公演だけなので昨晩皆さんと夜に色々お話をしたのですが、及川さんは前回も私に一つ大きな言葉を下さって
前回の公演でほんの少し一人で舞台上に現れることがあったのですが、特に一言も発さず、一人で舞台に出ることがこんなに怖いのかと思いました。そのとき及川さんが「それが分かっただけでもよかったじゃねぇか」と言って下さって、本当にそうだなと思いました。今回も稽古場で、やはり「間」というものがとても難しくて「紘未、この間を見とけよ」と、昨日は昨日で目がまん丸になるくらいのことを教えて下さって、これは言えないのですが、物凄く心に入りました。

締めの言葉は何をやってようが生き様だと仰っていました。
千秋楽まで一生懸命頑張ります。