2018年1月26日金曜日

明日は明日の風が吹く前に

パリから帰って来ました。何の目的もなく、フラッと旅に出る事は良いですね。何日間か限定の明日がいつも白いページ
それに今日会う人からヒントを貰って明日それにトライする、明日は明日でカフェに入ったら隣のおじさんと話し込む事になって、とんでもなく時間が過ぎてしまって、二度と会うか分からないおじさんの人生を聞いた時間。

今回数日間でいったい何人の人に会ったんだろう。皆異国の地で生きてる。自分という小さな世界で物凄く考えて生きてる。自分はそこに居ると何者でもなく、ただの人として目の前の人と話す。外国では一瞬の戸惑いももう無くなって来た。ただただ人々の純粋でまっすぐな質問に戸惑うくらいだった。

自分にとって今大事な事を言ってくれた人が居た。彼女とは5年ぶりに会う。5年前、たまに仕事で会ったりしていたが私たちは立場上、今思えば立場なんてあってないようなものだったのだが、なかなか折り入って話す事は無かった。彼女のまっすぐな質問の果ては
「もっと自分を受け入れなよ」ということだった。
このことで今までの12年間がぐるぐると蘇って来た。ぐるぐるぐるぐるポンっと何か抜けた音がした瞬間、光が見えた。

この光りについてたまたま器作家の方と日本に帰って熱い湿った話をしていた。長い長い言葉になった時漸く何かが前に進んだ。そして次の日、テキスタイルデザイナーさんに会った。そのことを話してみると、明日からのヒントを貰った。
実は毎日は非常にシンプルなものなのかも知れない。
頑張るということばかりをどこかにいつも思ってしまっていたけど、なんとなく頑張るのと何かが違う気もして来た。とにかく決める、やる、決める。そんなことの繰り返しかも知れない。


2018年1月17日水曜日

誤摩化せないもの

今日撮影に行って来ました。
ここ一年で、今まで自分がお洋服に感じてきた見せ方とは違った見せ方を感じています。
お洋服と自分を一体化させることは勿論なのですが、そこからまたお洋服の絶妙に美しく見える場所があって、それはエナジーや雰囲気とかでは誤摩化せないです。お洋服への細やかな配慮と対話も必要で、まだまだ難しいのですが、お洋服って本当に美しく作られていることに最近は深く感動をすることが多いです。

自分の中にちょっとした遊び(余白みたいなもの)も無いので、もう少し服を着る事や見せることが身体に入って、お洋服と人との関係性が絶妙だと痺れる日がくるのを待ちわびています。 先が長いです。
「服を着るということ」「服を魅せるということ」というのが最近の秘かなテーマです。
今は見るもの全てが勉強になるので、なぜか明日からパリに数日行って来ます。
昔クリスチャンディオールさんの伝記を読んでチューリップのような愛らしい印象を覚えて、本当はクリスチャンディオールの素晴らしいと言われている展覧会を観に行きたかったんだよう。
パリに行く頃には終わってしまっていたんだよう)



これは今月号のミセスです。
ディオールのお洋服です。


2018年1月13日土曜日

新年会だよFRIDAY

今月号のミセスを見ていて一番心に残ったページは
「一つ目の人生が素晴らしければ二つ目はもっと素晴らしい」


昨日事務所の新年会がありました。40人近くモデルが集まって、新人のモデルもたくさん居て、一人一人を見ながら、なんて才能の溢れた空間なんだろうと思った。

上京して来た時に色んな人に話を聞いた。一番最初に話した人は、住んでいたマンションの隣の隣の隣くらいにあった古本屋のおじちゃんだ。
「おっちゃん!」と話しかけたのが最初。東京に来てすぐに仕事があるわけでもなく暇で暇で仕方が無かったので、とりあえずおもしろい本はないかと聞いた。そしたら本以上に色んな事を教えてくれた。帰り道に自分のマンションを通り越して古本屋に寄って帰っていた。「これからこうしていきたい、ああしていきたい」と話しては色んなヒントを貰って、すぐに実践してみた。

自分の中で大きな事と言ったら、やはり海外戦に行く事だった。
中学校ソフトボールで市で優勝をしたら県大会に行ける。高校バスケットで県大会でベストフォーに入ったら近畿大会に行ける、どんどん世界は大きくなって行った。でも自分のやっていることはいつもと変わらないのだ。始めた頃は早くうまくなりたい、早く分かるようになりたい。そればかりだった。だけどそれを越えると積み重ねていく一方だ。凄いプレーをみては感動し、トライしてみる、それを本試合で自分のものにするには本当に時間がかかる。勇気もいる。
何したってシュートが入る日、何してもシュートが入らない日、そんな自分の弱さに怯える日、それでも自分に勝つために続けなければならない。とにかく続ける事だ。

モデルになって自分の生身の身体で世界戦に挑みに行く日がやってきた。初めて自分の足で世界のコレクションに出た時、古本屋のおじちゃんは「足を運ぶとは運と書く」と言ってくれた。そのコレクションの道を歩くまでに、人生と道に迷っていた私はイギリスのヘッドブッカーに偶々拾われたわけなのだが、「人生はたった一人の人と出会うだけで人生が変わる」と、これも東京に来てある人に言われたことだ。

そして今、古本屋のおじちゃんは「一度成功をした人は次も成功する」と言う。成功をしたということを自分自身が持つということが大事なんだそうだ。自分はまだ成功もないけれど、こうしようとイメージしたことに対して必ず向かうということ。
昨日はたくさんの才能に出会って、それぞれにとって人生が変わるような出会いを楽しんでほしいと思った。市、県、全国、世界、それぞれに大きな世界がたくさんあるし、世界中には素敵な人がたくさんいる。色んな事のスケールも大きくなるけれど、知ってみるのも良いと思う。これは書きながら自分にも言っている。あんなにイギリスに居て英語が話せない。そろそろ隠しきれないので今年は発音をネイティブレベルに引き上げたい。英語が話せると世界中で話せる人の数が増えるもん。まだまだやることがたくさん。

「一つ目の経験があるからこそ、二つ目はもっと素晴らしくなる」

2018年1月5日金曜日

2018年が

東京に戻って来ました。
いつものお正月とはまた違った感じでしたが、帰るところがあるというのはとても有り難い事です。帰ってしばらくするといつもの心が戻ってくるように、全て楽しいものに見えて仕方がなくなります。この心を忘れないように2018年は多くの分野に触れていきたいです。


この写真をインスタグラムのストーリーに「HAPPY NEW DEER」と載せたところ色んな方々からメッセージを頂き、こんなにたくさんのお会いした事がない方も見て下さっているのかということに驚き、温かいメッセージに新年から感謝の気持ちが溢れました。
たまに写真やサイン求ムを言って下さる方がいらっしゃって、だけど受付とかに書くような普通のサインしか知らなくて、写真も普通に撮るのが物凄く苦手でして無愛想な感じになってしまいました。

笑顔や。昨年末誓った笑顔や。

頑張ります。サインも気の利いたものを考えてみます。

奈良の好きな場所をたまに聞かれるので奈良駅周辺だと
東大寺二月堂

ちょっと東大寺からは離れてならまちをずっと行ったところにある


萬御菓子誂處 樫舎さん


お善哉を頂きました。夏は美味しいかき氷が食べられます。

奈良ホテルは建物が好きです。一度は泊まってみたいです。


奈良駅周辺じゃなければ、明日香村はなかなかコアで、十津川村の小さな温泉も大好きです。
室生寺にも行ってみたいし、山添村も。
この二つは今年行こうと思っています。行きたいところへは全部行きます。