2018年1月13日土曜日

新年会だよFRIDAY

今月号のミセスを見ていて一番心に残ったページは
「一つ目の人生が素晴らしければ二つ目はもっと素晴らしい」


昨日事務所の新年会がありました。40人近くモデルが集まって、新人のモデルもたくさん居て、一人一人を見ながら、なんて才能の溢れた空間なんだろうと思った。

上京して来た時に色んな人に話を聞いた。一番最初に話した人は、住んでいたマンションの隣の隣の隣くらいにあった古本屋のおじちゃんだ。
「おっちゃん!」と話しかけたのが最初。東京に来てすぐに仕事があるわけでもなく暇で暇で仕方が無かったので、とりあえずおもしろい本はないかと聞いた。そしたら本以上に色んな事を教えてくれた。帰り道に自分のマンションを通り越して古本屋に寄って帰っていた。「これからこうしていきたい、ああしていきたい」と話しては色んなヒントを貰って、すぐに実践してみた。

自分の中で大きな事と言ったら、やはり海外戦に行く事だった。
中学校ソフトボールで市で優勝をしたら県大会に行ける。高校バスケットで県大会でベストフォーに入ったら近畿大会に行ける、どんどん世界は大きくなって行った。でも自分のやっていることはいつもと変わらないのだ。始めた頃は早くうまくなりたい、早く分かるようになりたい。そればかりだった。だけどそれを越えると積み重ねていく一方だ。凄いプレーをみては感動し、トライしてみる、それを本試合で自分のものにするには本当に時間がかかる。勇気もいる。
何したってシュートが入る日、何してもシュートが入らない日、そんな自分の弱さに怯える日、それでも自分に勝つために続けなければならない。とにかく続ける事だ。

モデルになって自分の生身の身体で世界戦に挑みに行く日がやってきた。初めて自分の足で世界のコレクションに出た時、古本屋のおじちゃんは「足を運ぶとは運と書く」と言ってくれた。そのコレクションの道を歩くまでに、人生と道に迷っていた私はイギリスのヘッドブッカーに偶々拾われたわけなのだが、「人生はたった一人の人と出会うだけで人生が変わる」と、これも東京に来てある人に言われたことだ。

そして今、古本屋のおじちゃんは「一度成功をした人は次も成功する」と言う。成功をしたということを自分自身が持つということが大事なんだそうだ。自分はまだ成功もないけれど、こうしようとイメージしたことに対して必ず向かうということ。
昨日はたくさんの才能に出会って、それぞれにとって人生が変わるような出会いを楽しんでほしいと思った。市、県、全国、世界、それぞれに大きな世界がたくさんあるし、世界中には素敵な人がたくさんいる。色んな事のスケールも大きくなるけれど、知ってみるのも良いと思う。これは書きながら自分にも言っている。あんなにイギリスに居て英語が話せない。そろそろ隠しきれないので今年は発音をネイティブレベルに引き上げたい。英語が話せると世界中で話せる人の数が増えるもん。まだまだやることがたくさん。

「一つ目の経験があるからこそ、二つ目はもっと素晴らしくなる」